#day37 悔しくて悔しくてただただ悔しくて

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5月26日 走行距離 6km

佐多岬キャンプ場

自分の正当性、法律に関する知識不足、自分の立場を貫き通せなかったこと、やくざ風のおっさんの思う壺にはまってしまった事、すべてが悔しくて情けなくて。

今日は一睡もできなかった。
朝早くに実家に電話して、父に犬に関する条例、略式裁判に関わる日数費用、そして「慰謝料」という言葉の使用の仕方など尋ねる。

テントに戻りチャリダー及川さん都井岬に向けて出発。

少しの間90分ほど寝るが、12時頃交番に行き相談にのって貰う。
警官の姿を見た途端、なぜか涙がどっとあふれて泣きながら相談にのって貰っていた。お昼時ということもあり、おにぎりとラーメンをご馳走になり対応の仕方を教わる。

まず、警察に行き(傷があるうちに)状態を話す(つまり、立件する)。そして、飼い主の不当性を法律で裁く(金額の問題は民事で解決、金額はほぼ相手の誠意で決まる。払う気があるのかないのかなど。)となる。

どんなに汚い服でも元の通りに戻してもらう権利があり、慰謝料(精神的肉体的苦痛など含む。1~2万円は妥当である。)も民間レベルで使用してもいい言葉であることを知る。

すべて正当な者で、どんなにすごまれても渋られても結局はもらえるものであるのだ。

今回の件は本当に勉強になる。
やくざ風のおっさんが言っていた言葉だが、その土地の人間になりきる。この言葉にも一理ある。歳食っているだけあって、やつの脳みそにも多少なり言葉は詰まっていたようだ。

なめ切っているおっさんに対して告訴する手もあるが、50ccのカブでトコトコ行く旅である。やつのことなど考えずに、屋久島・与那国・波照間の楽しいこと、そして目の前にある佐多岬の風景を十分に楽しみ、頭を切り替えてカブでトコトコと日本一周を成し遂げようではないか。

赤穂の滝北さんをはじめ多くの人たちとの触れあい、そして私からの、元気で日本を駆け巡っている様子を心に思い、首を長くして手紙を待っている人もいるだろう。

気分一新、与那国目指してがんばっていこうではないか!

警官の薦めてくれた温泉で、広く眺めのいい最高な景色で、うまく気持ちが切り替わった。
感謝感謝。
親には心配かけたっす。

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