■8月1日 走行距離 82km

ついに北海道上陸なり

今日は4時頃に目がさめ朝日が昇る前の海を眺める。

うだうだしつつ、11時30分発の大間発函館行きのフェリーに乗る。着くと同時に、レッドバロンへ行き北海道無料ロードサービスに登録。それから市街地をうろうろしてトラピスト修道院を訪れる。

あいにく、修道院の内部を見ることは手紙での予約をしていなかったので、できなかったが周りの雰囲気を存分に味わうことができた。是非、内部も見てみたいものである。

ちなみに、修道院は日本に7つあり、ここは日本の中で最も歴史の古いところであるらしい。

今日は知内町ファミリースポーツ広場にてテント泊。なかなか広くていい場所である。

そういえば、札幌行きの道路、すべてが全面通行止めになっているらしい・・・

■8月2日 走行距離 206km

8時頃出発。まずは戻ってトラピスト修道院の売店でお買い物。

バターやクッキーを修道士の人たちが製造していて、これがまた美味しいらしいのである。直売であることから安く手に入れることができバター飴・クッキー共に美味しいものであった。

国道228を進み北海道最南端の岬である白神岬を通り、厚沢部レクの森キャンプ場(無料)にて17時テント泊とする。

書いてある内容は少ないが、海岸線など非常に綺麗な景色が続く。この風景を本州に持っていけば、すぐに景勝地となってしまうような風景が多い。その景色の連続。走っていて全然飽きがこない。海の先には奥尻島が浮かび上がる。

皆が北海道はいいという意味が少しわかる気がする。まだ道南ではあるが、道北・道央・道東が楽しみである。

■8月3日 走行距離 244km

8時過ぎに出発。海岸沿いを走り平田内温泉にて風呂に入り垢を落とす。道内初の無料温泉となる。露天ですぐ脇には川が流れており、赤く鉄分の色がしていた。かなり良い雰囲気である。

さらに北上。昨日まで聞いていた国道229号が直進していけそうなので突き進む。今日は晴天なので海が綺麗で、走っていて楽しくてたまらない。

道道267号、国道5号と走り羊蹄山を回ろうとするが、16時30分すぎていたので、旭丘公園キャンプ場(無料)でテント泊とする。

■8月4日 走行距離 185km

10時頃出発。まずは羊蹄山をぐるりとまわる。ついでにニセコ郵便局に立ち寄る。

羊蹄山周辺には、湧き水が10数箇所あるが、そのうちの2箇所に立ち寄ることに。湧き水は羊蹄山の雪解け水で、とても冷たくて暑い日には最高である。

一路ニセコ方面へ。道の途中で見える街並みの風景に感動しつつ、五色温泉(400円)にて、のんびり湯につかる。ここからの景色はニセコの山々が見える露天風呂で、なかなか良いものであった。

岩内方面へ進むと道の駅発見。早速よってみると、今朝あった青森の女の子チャリダーと再会。余市へ向かうつもりが、積丹を見にきたらしい。少し休みながら話をして出発。

先に進んだところでHONDAの店を発見したので、赤い旗を貰う。海沿いを北へ進む。晴れているので海が綺麗だ。なおかつ山沿いの景色も素晴らしいので、気持ちがとてもいい。

神威岬の先端まで20分ほど歩き、積丹や今まで走ってきた道を眺める。ここの岬は昔、女人禁制だったらしいが今はOKとなっている。300度の海の展望を見たのは始めてである。名残惜しいが先に進むことに。そばの道営野塚野営場が無料なのでここにテントを張りたかったが、人が多すぎたので先に進む。

美国のまちの中に冨久寿司があり、五色温泉であった人が薦めていたので立ち寄ることに。ウニちらし(2500円)はちょっと高かったが、頑張って頼んでみる。・・・うまい。本当にうまい。醤油などつけることなくそのまま全部食べられる。さらにマグロも一貫オマケしてもらえた。ここのウニを食べたら、本州のウニは食べられない。

今日は近所の子泊海岸キャンプ場(無料)にてテント泊。

■8月5日 走行距離 181km

9時前に出発。ちょっと戻って積丹岬へ。灯台まで歩いて登り、汗だくになって海・山を眺める。

海沿いに南下。道の駅余市にて京都からきていた吉田君と遭遇。近くの安いと評判のかきざき商店2階にてウニ丼(1500円)・いくら丼(580円)・イカ刺し(200円)を食す。とても安くお腹いっぱいになれたのである。余市駅前で記念写真を取ってもらい別れる。

札幌に向けて走るが、綺麗な山が見たくなったので、道道1号に入る。ふと現れる川のせせらぎに何度もカブを止めてしまった。

国道230号に合流。札幌駅付近を通りつつ、駅舎や時計台を見学。

今日は江別市森林公園キャンプ場(無料)にてテント泊。阿部さんと再会。この人は2日前に旭丘キャンプ場であった人である。

■8月6日 走行距離 69km

今日は朝から雷雨。しかし、タイヤ交換のために札幌レッドバロンまで雨の中行く。ついでにすすきの付近をプラプラと。すすきの祭りなどやっていたので、いろいろと社会見学する。

食事は阿部さんと一緒に夜遅くなったが、たらふく食べた。が、残ってしまったのでチャリダーの斎藤さんを誘って3人で食べきる。

■8月7日 走行距離 196km

留萌に向けて9時出発。日本一の直線道路を通るため国道12号を北上。本当に長い。渋滞がすごかったが、幅が広かったためカブはトコトコと端をのんびり進む。

何度か阿部さんと再会。彼女は富良野へ向かうそうだ。

国道451号で海沿いへ。途中の浜益温泉による。500円と思っていたのが250円で入れた。

晴れているだけあって海はとても綺麗だ。留萌付近で心配していたガス欠発生・・・留萌駅付近まで30分ほど押してガススタンドにたどり着く。聞くところによれば、今日と明日留萌でお祭りがあるらしく、ここの海岸で連泊を決めた。

キャンプ場はもうすでに混んでいて、すぐそばの芝生にテントを張る。しばらくすると、チャリダー2人、ライダー2人きたので酒盛りに。自然と盛り上がる。チャリダー2人が取ったウニなど食べながら、まったり過ごす。

ガスには気をつけよう・・・

■8月8日 走行距離 0km

まずはテントを敷地内に張り替える。

チャリダーの人たちと海に潜りウニを10数匹もぐって取る。めちゃめちゃうまい。食べ切れなかったので、御裾分けした2組からホタテ・肉・あわび・その他た〜んともらう。

ウニ採取の最中にウニを踏んでしまい、足の踵に一本長いのが、手にも一本折れたのが残ってしまったのでちょっと心配。

ヒッチハイクの人と知り合い意気投合。一緒に花火を見つつ酒盛りをしていた。が、中学生の女たちが夜中2時3時まで大声で話していて大迷惑。ヒッチの人はあまりのうるささに、真夜中にテントをたたんで行ってしまった。寝不足である。

■8月9日 走行距離 173km

9時ごろ出発。まずは留萌の郵便局に行き、送ってもらった時計の有無を確かめる。が、まだきていない。いろいろ調べてもらった結果、札幌中央郵便局にあったので、稚内郵便局へ送ってもらうことにする。

しばらく海沿いを北上、苫前町から内部の方へ入る。朱鞠内湖のほとりをのんびりと走り、美深に入る。

寝不足ということもあり、少し北上した音威子府町のリバーサイドパークキャンプ場にて、早々とテント泊とする。美深にもキャンプ場はあったが、人が多く雑然としていたのでパス。

目の前に天塩川温泉(200円)があるので、このたび3回目の夕食後のお風呂となる。明日は稚内。

海も山も川も自然がいっぱいである。

■8月10日 走行距離 155km

キャンプ場を9時頃出発。海側へ向かう。天塩川を右手に見つつ、途中から道道に入りさらに海側へ。ただただ広い景色のなか北上。

この道はサロベツ原野を見渡せる Good な道。左には海、右手には原野。地平線と水平線を存分に見ることができる。超Longな道で、気分も最高である。

途中少し内部に入り、サロベツ原生花園付近の遊歩道をしばらく歩く。20〜30分ほどで花園を歩いてみるが、小さい頃に見た尾瀬のようでもあった。

のんびりと海岸沿いを進む。ずっと左手には利尻・礼文島が見える。野寒布岬から見る利尻富士もいいものだ。

稚内では波堤防ドームに是非泊まりたかったので、16時過ぎにはテントを張る。そこで知り合った金沢さん、田村さんと屋台で買った安い魚など食べつつ、地元の女の子3人も加わり楽しく話す。

ちょっと私は不完全燃焼だ・・・

■8月11日 走行距離 0km

今日は札幌中央郵便局から送ってくる時計待ちなので、12頃までゆったりとすごす。時計をゲットして、気分が高まったなか、プラプラと散歩。

いつのまにか3〜4km先の隣の駅南稚内まで歩いていた。帰りは電車で帰ることに。13時過ぎに駅にいってみるが、16時頃まで電車がないので、ボーっと待合室で待つ。こんな事もたまにはいいものだ。というか、4〜5時間待つことが苦痛ではなくなってきたのだろう。

ところで、いきなり稚内で石垣や屋久島であった新開さんにばったり会う。久しぶりに夜話す。

■8月12日 走行距離 95km

今日は5時30分起床。6時20分発の礼文島香深行きにあわただしく乗る。新開さんも礼文島入りして、名物の8時間コースを歩くためにユースホステルに泊まった。

8時頃ついたので40km/hぐらいののんびりした速さで、南から北までいろんな道をうねうねと走っていた。西側の景色が特に良く、桃岩といわれている桃の形をしたとてつもないでかい岩など見所がたくさんあった。

北のほうにある久種湖キャンプ場(300円)に15時過ぎにテントを張る。一段落してふと前を見ると、稚内で知り合った金沢さんのテントが目の前にあった。

北へ向かってうろうろしてたら金沢さん発見。しばし話し込み、スコトン岬へ。ようやく北へ目指すのも終わりとなった。後は利尻島と宗谷岬へ行くのみである。

17時30分に金沢さんと風呂に行き一緒に飯を食べる。

今日フェリーの中で見たニュースによれば流れ星がたくさん見えるそうなので、真夜中まで星を眺める。1時間に40〜50見えるみたいだが、30〜40分で10数回しか見ることができなかった。しかし、貴重な体験をした。

■8月13日 走行距離 66km

午前中今までお世話になった人に手紙を書く。

靴下片方どっかに行ったので捜索。結局行ったことにない場所に落ちていた。風かカラスに持っていかれたのだろう。

まったりしながら林道に入り、ウエンナイを歩いて見に行くことに。途中の道はかなりアップダウンがあり到着。ウエンナイとは、雪がない期間にだけ開く番屋の集まった集落のことであった。

そして夕日を見にゴロタ岬へ金沢さんと行く。あいにく曇りだしたので、水平線に夕日が落ちるところは見ることができなかったが楽しい時間をすごせた。

■8月14日 走行距離 60km

起きて朝一のフェリー乗り場に行くと乗遅れた金沢さん発見。次の便は利尻経由の稚内行きなので一緒にのることにした。

利尻到着後、まずは甘露泉水に行き水をゲット。利尻北麓野営場(無料)にテントを張り、周回ルートでぐるりと島を散策。見返り台などに行き、ゆっくりとすごす。湖などもチョコチョコとあり、足で歩くことで見えないものも見えてくる。

キャンプ場に着くと、新開さんと再会。食事を一緒にとる。今日はチキン2枚でかなりリッチである。なんか疲れたので20時には寝ることに。

■8月15日 走行距離 0km

5時に起きトイレなど行っていると、ふと利尻富士に上りたくなったので登山。

のぼりは6時間ほどかかるといっていたが、10時30分には頂上についていた。水は3L分持っていったが、ギリギリである。

初登山初登頂であり、感動というか雲が少しあったが気持ちはいいものである。山をなめるなと聞いていた分辛いものだと思っていたが、上ってみると意外と楽なものであった。11時30分下山開始。15時キャンプ場着。1721mの利尻富士登頂。

この山は小石が多く下りで何度も滑ったので、かなり疲れた。利尻富士温泉(400円)で疲れを取り、すぐに寝る。

■8月16日 走行距離 50km

まずは洗濯しに温泉へ行くが開いていなかった。ボーっと待っているとそのうち開いたので早速取り掛かる。

30分200円。よくわからなかったので、いろんなボタンをぽちぽち押し捲る。30分すぎると本当に止まってしまうので、脱水できずにもう200円追加。乾燥機も100円したので合計500円の出費・・・

やっぱり洗濯は手洗いでやるべきでしょう・・・石鹸もあることなんだし・・・

16時発のフェリーまでゆっくり後片付け。その後夕陽丘へ登る。今日はあまり雲がなく、山に登ったら下の景色が良く見えただろう。

今日は稚内波堤防ドームでテント泊。露店も今日で終わりらしく、カニ足100円でゲット。あまりカニ好きじゃないので、美味しくなかった。

■8月17日 走行距離 120km

なぜか7時出発。8時過ぎには宗谷岬に到着。日本最北端であるのだ。何も見えることのない北端を見つつ、お菓子を食べてたら、風が強すぎてバイクが倒れる。起こしていたらお菓子も散らばる・・・つらいよねー。

とりあえず最北端のガススタンドで給油。最北端給油証明書を貰い南下。風があまりにも強すぎたので針路変更。中頓別のライダーハウス蜜蜂村に12時前に到着。

ライダーハウスは初めてでどんな感じか緊張したが、アットホームな感じで安心できた。ユースみたいなドミトリーである。

そばの銭湯で風呂に入り、晩御飯は皆で500円ずつだしあって、チャーハンを作る。夜は当然飲み会となり夜中まで楽しく飲み明かす。ライダーハウスはいろんな人がいるので楽しい。

■8月18日 走行距離 201km

7時30分起床。昨日の残った米で、ご飯と味噌汁を作り朝食をとる。9時30分頃出発。サロマ湖に向けて国道238号を南下。

海岸線をただ走る。道の駅紋別で流氷体験しつつ、途中でライダーハウスの人たちと会いながら、今日は旧芭露駅の無料宿泊所に泊まることにする。18時着。

夜5人ほどで酒を飲んでいると、歩いて日本一周している たにぐうさんにあう。ほかにも一輪車で回っている姉妹などもいるらしい。いろんな話で盛り上がった。

■8月19日 走行距離 120km

7時30分起床のんびり掃除などして9時30分出発。サロマ湖先端へよりつつ、南下。

網走に到着。せっかくなので網走刑務所の監獄博物館にて2時間ほどゆっくり見学。思ったより面白みはなく1050円は高かった。

その後北方民族博物館(250円)へ。世界の北方民族の服、楽器、食器その他いろいろなものを見る。私が特に気に入ったものは北欧にいるサミ族の服装である。是非とも手に入れたいと思うほど気に入った。いつか北欧に行ってみたい。もっといろいろな角度からサミ族をはじめ北方民族の生活をみてみたい。満足満足。

16時近くなったので呼子浦キャンプ場にてテント泊。2日ぶりのテントである。そこでは日本一周している大樹にあう。クレバーで存在が大きな人だった。

ちなみに今日はバイクの日(8/19)・・・なんか無理がある・・・

■8月20日 走行距離 111km

9時30分過ぎキャンプ場出発。知床半島に向けて突き進む。

斜里に入り国道244号上に山崎菜園という店で、ジャガバタ150円牛乳100円芋もち150円メロン2切れ200円と安かったので食べてしまった。

国道344号でさらに先端へ進む。途中オシンコシンの滝を見るが、日本100選に選ばれている割にはたいしたことがなかった。知床自然センターによりつつ、フレペの滝へ。往復40分かかるがこちらの滝のほうが、海に流れ落ち、岩の隙間から流れているので見応え、迫力があった。

知床峠を越え、17時頃に羅臼キャンプ場到着。ここでテント泊とする。

知床峠はウトロ側は晴天だったが、峠を超えるあたりから霧が出てきた。虹が綺麗だ。と、思っていたらいつのまにかびしょぬれに。羅臼側はしっとりと雨が降っていた。

キャンプ場でうろうろしていたらカブの2人組を発見。早速声をかけ仲良くなる。

ご飯食べてから、目の前にある露天風呂熊の湯にはいるが、地元の人が熱くするのでゆったりと入ることができなかった。

風呂から上がりカブ2人組と酒盛り。関西大学のサークルできたらしい。カブの人と話すのは北海道入ってから初めてなのでとても楽しかった。22時には寝る。連泊決定。

■8月21日 走行距離 111km

6時30分起床7時過ぎに出発。カブの2人組とはお別れし、まずはカムイワッカ湯の滝へ。

途中から長いダートをひた走り、8時過ぎに到着。早速着替えてサンダルで川を登る。15分ほどで何人か入浴している場所があったが、さらに奥へ登ると第一の湯という場所がありそこに入ることにした。

聞くところによれば、第五まであり、第一から第二への道がサンダルでは厳しいらしいので断念。

それから途中でカブ2人組とすれ違いながら、知床五湖へ向かう。知床五湖は熊が出たため第一第二しかみて回ることができなかったが十分に楽しめた。知床自然センターで映画など見て今日のメインの羅臼湖へ。

入り口は6合目のちょっとした階段が目印である。そこからガーッと入っていき、第1から第5までの小さな湖を見つつさらに奥へ。約1時間ほどで羅臼湖に着いた。道が非常に間違いやすい。

途中では真っ赤なトンボ・真っ青なトンボを見ることができた。湖はとても広く見晴らし台まで遊歩道が直線で続いており、思わず走り出してしまったほど爽快である。

正面には湖、さらに奥には山があり運良く晴天だったので湖の水面に山並みが映し出され、この広い場所、自然を独り占めしている気分であった。

あいにく今日は15時30分入山、到着16時10分となり、見ている時間は20分程度であったが、今回の旅で思い出深い場所になるだろう。

明日も朝から湖に行ってボーっとしていたい。帰り道で狐が捕食行動を取っていた。下山届けを書いているとひょろっと現れ、口にはねずみのような物をくわえていた。

■8月22日 走行距離 82km

7時過ぎに暑さで目がさめる。今日もまた羅臼湖へ。10時に入山。

あいにく晴れてはいるが、ガスがひどく昨日の絶景のようには見ることができない。これもまた羅臼湖の魅力であろう。12時30分頃出発13時30分下山。

一度キャンプ場に戻ってから羅臼のさきにある相泊温泉・セセキ温泉へ向かう。両方とも無料の温泉で海に面している。景色がいいので、入っていて気持ちが良かった。セセキ温泉は16時頃は海が満ちていて入ることができなかった。羅臼から相泊までの道は景色がよく気持ちがいい。

明日は久しぶりの移動日。結局羅臼には3泊したことになる。

■8月23日 走行距離 151km

9時前羅臼キャンプ場出発。海沿いを南下。左側に国後島を見つつ標津方面へ。

まずは薫別温泉へ。かなりそばまで舗装された道を進み、そこから深めの砂利道へ入る。30分ほどで着いたが、温泉はかなり熱く、川の水を入れるにもバケツが壊れていて時間がかかりそうなので断念。

今度は国道244号をはさんだ川北温泉へ。ここのダートはかなりしまっていたので走るのが楽だった。温泉はちょうどいい温度で、薫別温泉には入れなかったのでとてもうれしく気持ちがいい。

のんびりと直線道路を開陽台に向かう。道道975号を使いまっすぐな道を20〜30分走るのは心地よい。開陽台キャンプ場には14時過ぎに着いたので、早速テントを張り、中標津へと買出しに行く。

キャンプ場はトイレの左側から登ることができるダートがあり登っていく。バイク置き場は、OFF車の中でカブ一台という状況であった。下の駐車場はON車だらけ。なんか気分がいい。

今日は、といっても羅臼から4日連続の肉である。すっかり贅沢になってしまった。開陽台は夜空の星で有名だが、あいにくの雨である。新開さんとまたあった。

■8月24日 走行距離 147km

朝まだ雨が降っていたので、しばらく待機。雨がやんだ10時過ぎに出発。

まずは養老牛温泉に行く。今日はめちゃくちゃ寒かったので温泉に入って体を温めるのに、大変であった。そこで知り合った人に簡単にカブのチェーン調整してもらい、裏摩周へ行く。残念ながらものすごい霧で何も見えない。足早にここを立ち去る。

神の子池ではのんびり歩く。この池は摩周湖からの湧き水で成り立っていて、とても透明度が高い。テレビの深夜放送で流れている池だと気づき、1時間以上もずーっと眺めていた。雰囲気がいい場所でお気に入り。

それから摩周湖の第3・第1点望台へ行くがやはり霧で何も見えない。今日はもう多和平のキャンプ場でテント泊とすることに。とても寒い。

神の子池の透明な青い水はとても秘めた力を持っていそうだ。中央部にはペンタゴンの形をした倒木があった。

■8月25日 走行距離 211km

10時頃出発。今日はテントを張りっぱなしで屈斜路湖近辺を回る。国道243号を北上。屈斜路湖湖畔林道に入る。今日は良く晴れていたので、湖がとても綺麗に見える。

林道の手前には和琴温泉があったが、汚くて入ることができなかった。林道ダートを22kmほど走り、予定変更して摩周湖へ。

昨日は見ることができなかった摩周湖、第1第3展望台とも霧は全くなく、そこの方に見える透明度の高い湖を見ることができた。ラッキーである。婚期遅れても気にしない。

そこからおもむろに、硫黄山温泉へ行くことにした。人がいないと思っていたが、先客が2人いて驚いたが、霧島の山の城温泉並に、硫黄がいたるところから噴出している。目の前には熊の巣があるといわれる森が広がり景色も十分に楽しめた。

1時間ほど温めのお湯につかり、勧められていた中標津の回転寿司まで食べに行くが、思ったより美味しくはなかった。予定外の出費である。

■8月26日 走行距離 90km

今日は温泉めぐり。といっても屈斜路湖畔にある無料温泉に入るだけである。

12時過ぎに出発。まずは砂湯。これはちょっと人が多すぎ。観光の人が多いのでパス。

池の湯は湯が入っていなかった。そしてコタン温泉でようやく入ることができた。曇り空の中屈斜路湖をながめゆったり。

そんな感じでテクテクトコトコと帰ると17時過ぎ。ここは夕方には必ず雨が降り出す。それでもって、またもや晩飯をつまませてもらっている。3日連続とはありがたいことだ。

■8月27日 走行距離 183km

雨の中9時出発。中標津にある、「るっく」というホームセンターに立ち寄る。ここは皆がほしがっていた家庭用ガスコンロのガスが使用できるアダプターを取り扱っているのだ。早速探すが、あいにく横型しかなく必要ないと思ったので買わずに出発。

海へ向かう。標津サーモンパークを楽しみにしていたが、入場料610円だったのでパス。野付半島のトドワラを見に行く。

湿原の中に枯れたとど松があったらしく、海水の浸食により立ち枯れを起こしたみたいである。付近を久しぶりの歩きで探索したが、歩くことはいいことだ。

のんびりして根室を目指す。道東の先の付近ではかなり開けた湿原のような土地が多く、景色はなかなかいいものである。

根室市キャンプ場にてテント泊。17時30分着。夕日が綺麗な場所である。

■8月28日 走行距離 193km

4時に目覚め朝日を見に行くがガスが少ないこともあり途中の道から日が昇るのを見た。

8時30分出発。まずは日本最東端の納沙布岬へ向かう。岬は思っていたのとは違い、のっぺりとしていたので、感動は少なかった。勿論見えるのは海のみ。そそくさと根室へ戻る。

根室車石をみつつ、海岸沿いを走り霧多布岬へ向かう。途中何気なく落合岬へよったが、予想以上に Good 。灯台まで歩くのだが、湿原の中を木道を使い先へ進むのだが、岬までのアプローチ・岬での風景どちらも満足行くものである。

途中ムツゴロウ王国を見つけゲートまで入っていく。店があったのでついカードを買ってしまった。15時頃霧多布に着いたので、霧多布湿原を抜けるMGロードを走り湿原センターにてちょっとお勉強。

それから霧多布岬キャンプ場16時30分着。早速テントを張り、霧多布岬・アゼチ岬などみつつ近くの温泉へ。

風呂も入りすっきりして食事にしようとしたら、ドラゴンフライ(ストーブ)のポンピング部分が破損。何とか修理して使用できるようにする。良かった良かった。霧多布は晴れていて、今日は3つの岬からいい景色が見ることができた。

■8月29日 走行距離 161km

8時過ぎに出発。海沿いの道を突き進む。

まずは琵琶瀬展望台にて霧多布湿原を上から見下ろす。川のうねうね具合がいいかんじである。

それから涙岬という女の人の横顔に見える岩、あやめが原など見つつ厚岸へ。道の駅で牡蠣が食べられると聞いたので早速食す。生あり焼きありと、牡蠣を堪能。ぷりぷりしてた。

一路釧路方面へ。あいにく和商市場は日曜日のため開いていなく、しぶしぶ立ち去る。駅付近をうろうろしてから岩保木山展望台へとかなりでこぼこな道を進む。さらにそこから細岡展望台へダート道9kmをすすむ。

ここから見える湿原はかなり広く見応え充分である。そこから先に進もうとするが、川沿いにテントをはれる場所があったので、すかさずテント泊と決める。

しばらくすると、チョコチョコと見かけていたチャリダーいずみが来たので、一緒にテント泊とした。のんびりと川の流れの前で寝るのは心地がいい。

■8月30日 走行距離 172km

10時出発。テントを張ったまま今日は釧路湿原を回ることにする。まずは二股といわれる2本の川の合流地点で、線路脇から間近に川の流れや湿原を眺める。

ぼんやり景色に浸っていると、足元でガサッという音が・・・見ると蛇2匹。しかもかなり大きめである・・・

そんなこんなもありながら、サルボ展望台、コッタロ湿原、などめぐりながら今日のメインの宮島岬へと向かう。ここはダートではあるが、絶景と聞いているので是非行きたいと思っていた場所である。

途中までは舗装されていたが、だんだんと砂利に変わり土へとなってしまう。もし荷物を積んでいたら入ることはできないような道だった。宮島岬から見る湿原は蛇行する川の全貌がみえ、奥行きがある。心地よい景色である。1時間以上もそこにとどまってしまい、テントサイトに戻ったのは18時30分過ぎであった。

タンチョウ飛来地にいき、その場所では見ることができなかったが、道路わきで見ることができた。

それからいずみとサイト近くの展望台で再会。あいにく夕日は見ることができなかった。

■8月31日 走行距離 195km

釧路湿原やら自然センターを見ていたので出発は9時30分。一度、摩周湖方面に出てそこから阿寒湖方面へ。

雨や霧があり、パンケトー・ペンケトーはあまり良く見ることができなかった。阿寒湖は見えたが、はっきりわからない。さらに進み、オンネトーへ。雌阿寒温泉(野中温泉別館)にはいり、冷えた体を元に戻し、オンネトー湯の滝へ。

歩いて15分ほどで着く。マンガン定床の貴重な滝であり、雨の中ではあるが、せっかくなので入ってみる。オンネトーは、神の子池のように青い部分もありさまざまな色をしていた。3大秘湖といわれているが、私からは舗装化が進み観光地としか見えない。

せっかくなので細い道を通ることに。めったに車が通らないような寂れた雰囲気で、たまたま車から降りてくる人がライフル銃を持っていたのを見たときは、正直びびった。

本別の静山キャンプ場まで行こうとしたが、仙美里という5km程手前の公園ぽい場所に軒下を見つけたので、そこでテント泊とする。雨の日はつらいね。

■9月1日 走行距離 191km

テント片してから雨がやむまでボーっと過ごす。小降りになったので8時30分頃出発。帯広を目指す。

帯広駅には10時30分頃到着。どうしても「ぱんちょう」で豚丼を食べてみたいので、付近の物産センターで時間つぶし。店に行くとかなりの人がいて、店を出る頃には満席になっていた。

私は華(1250円)を注文。お腹いっぱい食べる。やはり評判の店だけあって、美味しく食べることができた。

レッドバロンにてチェーン交換・タイヤ発注などして富良野方面へ。途中なぜか新得駅で洗濯をし、富良野で働いている屋久島であった照に電話。明日会えること決定。富良野の鳥沼公園キャンプ場に17時30分ごろついてテント泊。

狩勝峠は十勝平野が見渡せて良かった。

■9月2日 走行距離 0km

10時過ぎに照に富良野駅前から電話。2人で話していたが、照の女友達3人参加。ドライブすることに。

女4人に私一人はなんか疲れた。麓郷やらいろんなところを連れて行ってもらう。しかし、うどん屋で食べた出費650円は痛かった。

■9月3日 走行距離 ???km

朝方霧があったので、晴れるまでしばし待機がてら近所を散歩。9時30分頃出発。

今日は北の国からのロケ地。麓郷を訪ねる。丸太小屋・石の家などのロケ地を練り歩き、12時頃にそこを出た。駐車場で阿寒湖近くでよく見かけた明治学院サイクリング部の女性3人と再会。いろいろと話していると、この場所から手紙を出すと麓郷のスタンプが付くらしいので、無理やり住所を教え家に手紙を送ってもらうことに。

帰ってからコインランドリーで洗濯物の乾燥。夜23時頃から照と近所の芝で3時頃まで酒盛り。

■9月4日 走行距離 140km

夜遅くまで飲んでいたこともあり10時出発。上富良野を抜け十勝岳方面へ。

途中日の出公園キャンプ場によりつつ、十勝岳温泉まで1速を使いまくりでどうにか登る。あいにく天気はたまにガスがかかる程度だが、十勝岳・富良野岳。充分に山頂まで展望できた。

吹上温泉に入りつつ、フォトギャラリー拓真館へと行く。美瑛に近づくにつれ丘が増えてきて美しいなだらかな景色が続いていく。

拓真館は観光バスが寄るほどの観光地となっていて、中の画廊をゆっくりと静かに見ることはできなかった。写真の発色の良さ、タイミングの良さに引き込まれていく。

残念なことに写真家は1998年に亡くなってしまったが、これから作品がどんどん世に出て行くだろう。彼の一代目のカメラは HASSELBLAD であったらしい。

今日は北西の丘で泊まれることを聞いていたので、18時過ぎまで気にせずに美瑛の景色の中をうろうろと走っていた。色合いに感動する日だ。美瑛はいいね。

■9月5日 走行距離 153km

朝そのまま北西の丘でのんびりして、美瑛をまたもや散策。12時過ぎに羽衣の滝に向けて出発。川沿いの景色がのんびりさせてしまう。

駐車場から20分ぐらい歩いて、ようやく到着。何段もの滝がつらなり、かなりいい滝である。

旭川を抜け、比布のライダーハウスにて寝る。

いい景色三昧。美瑛それに天人峡。そして黄金色に輝く米である。昔は米が金の代わりになっているのがわかる気がした。

■9月6日 走行距離 190km

9時ごろ出発。一路層雲峡へ。

途中から切り立った岩が増えてきて、竹が生えていれば中国かと思ってしまうような感じだ。流星の滝・銀河の滝をそれぞれ見てから、双バク台へ。20分程かけて急な道を登り2本の滝を一緒に見る。左は岩肌をなめるように、右は水飛沫をあげ対称的な2つの滝であった。

美国峠を越え、帆加温泉へ。音更川林道が深い砂利で岩間温泉に行くことはできなかった。帆加温泉は舗装されているので楽である。風呂に入ろうとすると根室のキャンプ場で知り合った愛媛の2人組と再会。一緒に風呂に入ることに。

糖平湖のされと温泉に入ろうとするが、湯船が昨年壊されたそうなので断念。仕方なく上士幌の航空公園キャンプ場でテント泊とする。

16時頃に着いたので、近くのナイタイ高原牧場に行く。そこで東京江戸川区のカブの小泉さんと会い、キャンプ場で酒盛りをすることに。

ナイタイ牧場はとてつもなく広く、美瑛のような丘が続く。景色的には美瑛を越えたと感じるほど、景色は趣きがあっていいものである。この時点で連泊決定。帰る時には夕日で空が真っ赤に染まり、気持ちがいいほど綺麗であった。

■9月7日 走行距離 36km

朝から雨が降っているのでナイタイ牧場は置いといて寝る。12時過ぎに起きて小泉さんと話しながら時間をつぶす。彼はかなりの裏モノマニアであること判明。

15時過ぎにナイタイ牧場へ行ってみるが、上の方は雨がやんでおらず、あまり景色を楽しめなかった。

■9月8日 走行距離 142km

9時30分頃出発。然別湖を目指し道を戻る。

かなりうねうねとした道を走り、東雲湖入り口に11頃到着。そこから歩いて1時間ほどで、東雲湖到着。湖の対岸は草原みたいに見え雰囲気がかなりいい。羅臼湖のような広さは感じなかった。

そこから汗を流しに然別温泉鹿の湯・菅野温泉へと、ダート道を進む。鹿の湯はキャンプ場の奥にあり、川を間近に見ながら入ることができ、気持ちがいい。菅野温泉はクロレラ・露天・大・中・小と多くの浴槽があり、いろいろと楽しめる。湯治っぽくて500円は高いが、すきである。帰りは別のダートで然別湖の方へ。

夕日が然別湖の周りを照らしいい雰囲気となっていた。同じ日でも時間によって景色は変わっていくものであると感じた。

峡は十勝ダムキャンプ場に18時30分着。久しぶりの1人のキャンプ場。ここは今までにない怖さがあって物音に敏感になってしまった。1人で泊まるのは平気だが、ここはちょっと怖すぎる・・・

■9月9日 走行距離 187km

8時30分出発。まずはヌプントムラウシ温泉へ。

十勝ダムから先の景色は山に囲まれ、眼下には湿原が広がるという壮大な景色を高い視点から見ることができ、感動ものである。トムラウシの村を抜け、ヌプントヌラウシへのダート道に入る。

この道はダート道の途中で峠を越えるかなりハードな道、かなり細く長い道のりだったので疲れてしまった。温泉は1人では入れるものだと思っていたが、温泉のそばにテントを張って泊まっていた家族がいて無理であった。秘湯だけあって気分がとてもいい。温泉までの道が長いが景色は最高である。

十勝牧場展望台によりつつ、帯広にてタイヤ交換。旧愛国駅によりつつ帯広市大正にあるカニの家にて寝る。ここはあまり雰囲気が良くなかった。

■9月10日 走行距離 225km

8時30分頃出発。旧幸福駅に立ち寄る。昨日立ち寄った愛国駅と1セットのようなものだ。昔は愛国から幸福への切符が流行ったそうである。今でも訪れる人が多いがなんかセンスない。

襟裳岬の方へすすむ。12時過ぎ到着。襟裳岬の歌が、申し訳なさそうに響いているのが寂しげである。岬としては目の前に岩が連なっていてなかなかである。のんびり眺めながら、静内方面へ。

途中浦河の郷土博物館で町の歴史や競走馬についての資料を見る。これから先、浦河を含め静内、新冠、門別、早来と競走馬がウジャウジャ生まれてくる場所なのである。

とりあえず今日は静内の温泉の森キャンプ場で泊まって静内、新冠の馬見学は明日にすることに。連泊決定、今日は良く走ったものだ。

■9月11日 走行距離 145km

7時30分頃出発。まずは八木牧場へ。

ここは馬の川渡りを見学できる場所で6時と15時に2回見ることができる。時間までゆとりがあるので、新冠をぐるぐると回り、優駿ステークスSでオグリキャップ・ミホノブルボン、CBスタッドでナリタタイシンの墓などほか6頭、昭和牧場でハイセイコー。

静内の二十間道路のほうには、静内スタリオンなど有名どころが3〜4箇所あり、こちらの方では届出が必要である。その他あまり良くわからない馬が、ゴロゴロと転がっており、馬の親子を見ながらの食事はうまいっす。

さらにプラプラしつつ、静内の民族博物館みていたら、15時から始まる川渡りに遅れそうだったので、かなり急いで何とか5分前に到着。ダッシュで移動するとちょうど馬が渡り始めた時であった。良かった良かった。

しかしすんなり渡ってしまったので、あっという間に終わってしまった。

■9月12日 走行距離 145km

9時前に出発。新冠・門別を抜け、苫小牧に入る。

苫小牧手前から殺風景な景色が続く。千歳空港を左に見ながらナイベツ川ふれあい公園へ。水を飲みながら、まったりと道を進める。

竜仙峡・千鳥ヶ滝を越えて夕張へ。楽しみにしていた、幸福の白いハンカチ思いで広場による。館内にはあらゆる場所に黄色い紙が張ってあり、私もつい張ってしまった。外にでると黄色いハンカチも実際につるしてあってなかなか感動できる場所であった。

炭鉱の村キャンプ場を探すが見つからないので、丁未風致公園キャンプ場にてテント泊とする。そこには3人しかテントを張らず、気持ちのいいサイトであった。夕日が綺麗な公園であった。

■9月13日 走行距離 135km

10時前にキャンプ場出発。札幌へ向かう。札幌では赤レンガ庁舎・時計台などみつつ、支笏湖へ。

今日はオコタンペ湖付近の空き地でテント泊。支笏湖付近はとても綺麗な山が多い。

■9月14日 走行距離 168km

8時過ぎに出発。まずはオコタンペ湖の登山口へ。

峠を越える登山道でありかなり険しい。上りは30分、越えてからの下りは10分弱で湖畔に到着。本当に今まで味わったことのないのぼりであった。

3大秘湖といわれているが、うーん・・・といった感じである。しかし美しいものは美しい。30分ほど湖畔に佇み帰ることにする。

苔の洞門へ向かう。ガイドブックによれば第1の洞門、第2の洞門とあるらしく、観光客は第1の場所で引き返してしまうらしいので、ヒッソリとしている第2まで進むことに。

苔に覆われた左右に切り立った崖の中を20分、さらに第2までは30分と。奥のほうは1人でゆったりと景色を味わうことができた。一番奥から来た道を見ると、渓谷を小さくしたような感動的な風景であった。

苫小牧を抜け室蘭へ。昨日はアシリベツの滝(駐車場有料)を見ることができなかったので、今日は百銭の一つであるインクラの滝を見に行く。

滝までの道はダートを10kmほど進み、そこから徒歩で20分ほど歩く。沢のそばを歩いたり、丸太で川を越えたり今まで歩いたことのないようなアプローチであった。苔むす木々が立ち並び、歩くことが苦ではなかった。

滝はインクラ(イン)という木を上から下へと下ろすため切り取った場所であり、かなり見応えがある。

クッタラ湖キャンプ場に行くが何処にあるのか見当たらず、道道2号上の公園にて18時40分着テント泊とする。札幌の人にいろいろと食べさせてもらった。

■9月15日 走行距離 167km

9時ごろ出発。クッタラ湖経由で地獄谷など見つつカルルス温泉へ。そのまま通り過ぎてオロフレ峠の展望台で羊蹄山まで見える爽快な景色を楽しみ、かめ屋カルルス館の温泉に入る。

小さな露天風呂と内風呂で体を温め、昨日札幌の人に聞いていた登別漁港付近の露天風呂へ行くことにした。

何度も行ったりきたりしながら場所を見つけ、地元の人しか知らないようなヒッソリと建っている小屋の露天に入る。海を間近に見ながらの風呂は気持ちがいいのだ。

室蘭に向かい地球岬など寄りながら、白鳥大橋をわたる。橋は原付不可だが、構わず強行突破。風が吹いてかなり怖かったが、橋の上からの景色は遠くまで見えていいものだ。

洞爺湖方面へ。3段滝の付近で寝ようとしたが、道の駅で寝ることにした。ここ道の駅フォーレスト276大滝には、1億円のトイレがあるらしい。9時から18時までしか開いていないのだが・・・今日はかなり冷え込んだ。明日の朝はもっと寒いだろう。

■9月16日 走行距離 201km

8時に出発準備ができるが、道の駅のトイレ使ってみたいので9時まで待機。使ってみたが、あまり面白みがなくたいしたことはなかった。

3段の滝を見に行くと、写真をとっている人が2人ほどいた。そのうちの1人が黒川政司というカメラマンで美馬牛で栃木館というギャラリーを開いている人であった。

公園で洗濯しつつ貰ったバナナ3本食べて、洞爺湖をぐるりと一周して長万部へ。

途中でジンギスカンの食べ放題を980円で見かけたので早速食べる。鉄板で焼いたのだが、ジンギスカン鍋で食べてみたかった。

二股ラジウム温泉でまったり気分転換して海沿いへ抜けることにする。途中で通った道道523号はものすごく景色がよく、たまたま見えた夕日は海と共にさまざまな色を作り出していて、紫色の海を見ることができ、とても綺麗だった。

■9月17日 走行距離 230km

まずは賀老の滝を見に行く。先までたどり着くとぶなの森などがあり30分ほど散策。第2点望台などもあり、見渡すと少しであるが滝も見えた。それからドラゴンウォーターという炭酸水が湧き出る場所を探すが、気づかずに通り過ぎてしまう。うろうろしている間に沢で滑ってしまい、すねと胸を強打。足からはどくどくと血が出てくる。それでもずぶ濡れになりながら炭酸水を探し、手ですくって飲んでいた。

賀老の滝までの階段では下りの階段が続き、たどり着いて眺めてみるが、道内一の大きさとは感じなかった。

海沿いをしばらく走り、奥美利河温泉へ。山の間を延々と走りようやくたどり着いた露天風呂は、景色が開けていて気持ちがいい。

国道5号を走り東大沼キャンプ場に着いたのは18時30分過ぎ。かなり暗くなるまで230kmも走ったので疲れた。数人で焚き火をして盛り上がる。

■9月18日 走行距離 110km

9時頃目がさめ13時までうだうだ過ごす。近くの駒ケ岳を一周すべく国道5号を北上。森市街をうろうろしつつ、海沿いを走る。砂原で砂崎灯台を見つけ、その場所から室蘭を街並みを見渡しつきすすむ。

途中鹿部湧水園に立ち寄り駒ケ岳の湧き水を飲む。軟水でとても暖かくかんじられて、久しぶりに美味しく水を感じられた。

■9月19日 走行距離 174km

10時過ぎに出発。今日は恵山一周コースである。昨日飲んで美味しかった水を飲みに立ち寄りつつ、それから国道278号を南下。間欠泉を見ようとしたが、300円だったのでパス。

そのまま水無海浜温泉へむかう。つくと誰も入っている人はいなく、波打ち際で豪快に1人で風呂に入っていた。ふなむし多いが、気持ちがいいものである。

続いて、今度は御崎海浜温泉にはいる。ここも露天で屋根もついている。入っていると地元の人が現れ、いろいろと話す。聞くところによると、今の時期にやっと昆布干しが終わりになるらしい。それにくわえて14時過ぎには風呂に入ってくる人も少ないので、のんびりとできた。

函館に入り和光ビル地下1階の梅寿司にて生チラシを食す。後からご飯を追加してもらうと、半分以上入れてくれてネタもたくさん追加してもらえた。これで700円は安かった。満足。

■9月20日 走行距離 0km

今日は雨のため1日中ボーっとしていた。

近所のお風呂に入った。

■9月21日 走行距離 ???km

今日は午後の便に乗るため、15時頃出発。

しかし、途中で気分が悪くなったので、またまた東大沼キャンプ場にてテント泊。Total 5連泊となる。皆でお好み焼きを作って食べる。

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